ずんの日記

毒にも薬にもなりませぬ

上田散策

「通りすがりのワイン好き」ことずんです。 7月某日、上田の街に散策に出かけた。 今年は7月初旬に猛暑が続き、突然梅雨明けが告げられたかと思ったら また雨が降り続く日々である。 そんな中、貴重な晴れの休日を利用して、かねてから行ってみたかった 上田…

【読書感想】アル中ワンダーランド/まんきつ/扶桑社文庫

まんきつさんという方が描いた エッセイ漫画というのだろうか そんな文庫を買った。 買ったのは上田のブックカフェNAVOというお店。 古民家を改装して2階まで吹き抜けて、所狭しと 本や文具や雑貨などがディスプレイされている。 ただ新刊を並べている普通の…

草刈りとBBQ

七月七日。 夕方中軽井沢の馴染みの飲み屋へ。 中軽井沢に飲みに行くときは、中軽駅の公営駐車場に車を停めて タクシーで帰宅し、次の日夫がランニングがてら車を取りに行くのが毎度のパターン。 代行はあまり使わない。車を取りに行くという動機があって 運…

【読書感想】家族終了/酒井順子/集英社文庫

家族に「普通」はありません。 背表紙の帯に書かれたこの言葉。 このことにもっと早く気づいていたら、もう少しうまくいったのだろうか。 選択を変えただろうか。 わたしには、ちょっとした心の闇がある。 わたしと酒井順子さんの基本スタンスはほぼ一緒。(…

【登山】志賀高原「焼額山」

志賀高原というと、とても個人的思い出になるのだが 高校生のときにスキー合宿に参加して訪れたところである。 関西人にとってスキーと言えば、志賀高原。 バカのひとつ覚えみたいに志賀高原。長野と言えば志賀高原。 長野までやってきてスキーなんて、なん…

花麗しき軽井沢の初夏

こうみえて、花が好きである。 ときどきNHKでやっているターシャテューダ(絵本作家)のガーデニングの様子や 京都大原で築100年の古民家を改装して手作り生活を楽しむ イギリス貴族出身のべネシアさん(ハーブ研究家)の生活を追っている番組 「猫のしっぽ…

星野さんにあやかる軽井沢住民

星野リゾートの快進撃って全国的にすごいと思うんですね。 中軽井沢というこの場所も、星のや軽井沢により 洗練された場所になっていると思う。 下世話な観光地ではなく、自然と一体化した本当に気持ちのいいリゾート。 この星野リゾートのハルニレテラスや…

「不労所得」とか「家賃収入」とか

「働かざる者食うべからず、わたしの好きな言葉です。」 と、メフィラス星人なら言うのだろうか・・・ ここ最近、資産運用のことを考えている。 いろいろ本を読んだり、ユーチューブのお金の授業なんかも参考にして ひとまず楽天証券に口座を作ってつみたてN…

【登山】浅間連峰「黒斑山」

軽井沢周辺は横文字のロマンチックな通りの名前が多い。 ・日本ロマンチック街道 ・浅間サンライン ・ロイヤルプリンス通り 日本ロマンチック街道 栃木県日光から群馬県嬬恋の鬼押し出しを通って長野県軽井沢から上田に至る道をいう。結構長い。 浅間サンラ…

Night Fishing Radioのサニーデイサービス特集

軽井沢への移住活動を後押ししているものは インターネットの普及(この言い回しももはや古い?) 長野の山奥にいながら、VPNで会社のサーバとつながって仕事ができる Amazon、楽天のお買い物が翌日には届く (ウーバーはさすがに圏外だけど、ウーバー使った…

軽井沢のつるとんたんは居ぬきゴージャス店だった

つるとんたんって、夏木マリの店だと思っていたくらい つるとんたん→六本木→夏木マリという連想ゲームが成立している。 詳しくはよく知らなかったが (Wikiによると、つるとんたんの大ファンである夏木マリが 東京でもつるとんたん食べたい、というのがきっ…

【読書感想】雪国/川端康成/新潮文庫

2022年4月23日 五反田のよく分からないイタリアンレストランに入った日。 まだ寒い4月。夕方雨が降り始めた。 歩道橋から高架下の写真を撮ったらソールライターみたいな写真がとれて 機嫌は良い。 一人で入ったよく分からないイタリアンレストラン。人は誰…

【読書感想】女のいない男たち/村上春樹/文春文庫

やっと読みました。やっとありつけた。 昨年、夫がこの本を買って読んでいるのは知っていたので わたしも終わったら読もうと思っていたのだが 2021年12月に軽井沢の山小屋を戸締りして、東京に出稼ぎに。 その時に、軽井沢にこの本を置いてきてしまっ…

【読書感想】掃除婦のための手引書/ルシア・ベルリン/講談社文庫

ルシア・ベルリンの掃除婦のための手引書は、上半期一番おもしろかった本になったかもしれない。 印象に残った一節に付箋を貼っていったら すごい量になった。 彼女の物語は、とにかく登場人物が秀逸なのだと思う。 子供のころの学校の先生やシスター 断酒会…

軽井沢生活「蕎麦」が日常を占める割合

今日は、猿が我が家の屋根を歩いて通っていった。ねずみが走り回るのとは違う重量感のある足音。うちには猫がいるので、猫が力強く走っているのかな~と思っていたら猫たちも少し殺気だって、1階と2階を行ったり来たりしている。バルコニーのほうをみると…

軽井沢へようこそ

私のセカンドハウスは、ねずみが出て カメムシが大量侵入する、湿気が高い山小屋だ。 しかし、新緑は美しく、緑に囲まれ、 鳥のさえずりと川のせせらぎしかきこえない、静けさがある。 ここは、まぐれもなく「美しい村」の一部であることを実感する。 そんな…

エスパーまみ

家で夫婦そろってテレワークをしていると、 夫の会議の声とかが普通に聞こえてくる。 会社にいるとフロアにいるいろんな人の話し声の中で仕事をしていたが 家にいると夫が誰かと話しているのが 唯一のノイズということになる。 夫は、自分のことを自分が一番…

【読書感想】生きてるだけで、愛/本谷有希子/新潮文庫

ダチョウ倶楽部の上島竜兵さんが亡くなったニュースが流れている。 いつも気になるのは、そうなる前に、精神科のお医者さんにかかっていたか どうかということだ。 そういうことに全く触れられていないので 恐らくかかってなかったのだろうと推察する。 全く…

エコバックの違和感について

スーパーの袋が有料化されてから久しいです。 しかしそれが始まったときから違和感を感じていたのですが それによってごみって減りましたか? エコバックという名の「プラスチックごみ」が増えている気がしてならないのです。 エコバックで買い物をするよう…

バチェラー4みて力説する人

先日、最後の親知らずを抜いた。最後の一番厄介な横になってる親知らず。 痛みに耐える時間が長い。 それなりに痛み止めを服用すると、ぼんやりしてしまう。 痛みに耐えている時間はやることがない。 そんな時に、先日通しで見直したバチェラー4について悶…

【読書感想】私みたいな者に飼われて猫は幸せなんだろうか?/能町みね子/講談社

自分ちの猫が一番かわいい、なんていうことは もう、いまさら。 言うまでもなく。 そんなことわざわざ言われなくても。 産まれる前から知ってた、くらいの。 当たり前すぎて。 ちゃんちゃらおかしい。 そんな本でした。 そもそも「私みたいな者に飼われて」…

親知らずを抜いた痛みについて

今更ながら、親知らずを抜いた。 ちょっと絶句するくらい痛い。 これは、目先の恐怖を後回しにしたツケかもしれない。 今日は抜歯だと、歯医者に行くまでの時間が最も憂鬱だ。恐れおののいている。 歯医者に着く。受付をする。名前を呼ばれる。 そして抜歯は…

牛 vs 豚

夫「泉さんは豚をバカにし過ぎだよ。 ぶたじるではなくとんじるね。」 私「いや、うちではぶたじるはぶたじると呼んでるよ。 バカにしているわけじゃない。 豚も美味しいと思ってるよ。ただ、焼き肉に豚しか 出てこなかったときはびっくりした。 豚レバとか…

青春18切符で熱海日帰り一人旅

夫が鉄チャンで、青春18切符を今シーズンもひと綴り購入した。 彼は3月に一人岡山旅行へ出かけて行った。 伯備線が目当てらしい。乗ったことのない路線があると吐きそうになる というわが夫。 岡山の山のほうは、八つ墓村のイメージが強くて怖くて近づけ…

【連載小説】女友達 第3話(最終回)

わたしは彼女に友達ではなく、家族というカテゴリを押し付けた。家族は、相手がいかにダメな人間であろうが、価値観が違っても成立する。そのような位置づけであり、友情とは真逆なのだ。しかし、わたしはそのことにも無自覚だった。「家族だと思えば、なん…

【連載小説】女友達 第2話

最初サロンは赤字が続いた。ネット集客にも力を入れて二年くらいすると収支はとんとんになっていた。三年目には軌道に乗って利益も出始めた。彼女が辞めると言ったのは、これでなんとかなりそうだと思った矢先だった。他の人を探してサロンは続けるというこ…

【連載小説】女友達 第1話

今はもう、いっさい連絡をとらないかつての「女友達」がいる。こんなにSNSが普及して、共通の知り合いも多くいるし、どんなに情報を遮断しても、うっかり彼女の現状などを見聞きしてしまうものだろうと思うのに、しかし全く情報が入ってこない。あんなに…

かっこよすぎたグラミー賞のシルクソニック

グラミー賞授賞のこのシーン、 めちゃくちゃかっこよくなかったですか。 わたしたちは夫と二人で何度も真似てしまった。 文章でも写真でもこの動きは伝えようがないので動画でみるしかないです。 授賞式はおとといでしたが録画で昨日観ました。 シルクソニッ…

【読書感想】書きあぐねている人のための小説入門/保坂和志/中公文庫

この本は夫の本棚から引っ張り出してきたものである。 保坂先生の本をまだ読んだことがないわたしだが この小説入門を読んで、うん、背中を少し押してもらった。 小説を書くとはいかなることかが少し分かった気がしたし、 かえって自分にもできるかもと思わ…

人の悩みは酒の肴?

今日はまっすぐ帰ってたまるかと、銀座におります。 違う、ここは有楽町だった。 (銀座と有楽町を一緒にすると、地理おたくの夫からきつく注意されます) 昔はよく残った人を誘って飲みに行ったりしていた。 昨今は、飲みに誘うのも簡単ではなくなった。 コ…