ずんの日記

毒にも薬にもなりませぬ

【登山】志賀高原「焼額山」

志賀高原というと、とても個人的思い出になるのだが

高校生のときにスキー合宿に参加して訪れたところである。

関西人にとってスキーと言えば、志賀高原

バカのひとつ覚えみたいに志賀高原。長野と言えば志賀高原

長野までやってきてスキーなんて、なんて贅沢な旅ですか

と羨望の眼差しを向けられた。

来てみると、そこは巨大スキーレジャーリゾート。

普段見慣れない雪にも興奮するのだが、でっかい団体用の観光バスが

何台も連なって、トンネルに吸い込まれていく。

トンネルを抜けると三角屋根で白い壁のおしゃれなホテルが立ち並び

まるで外国に来たような別世界感に圧倒される。

そんな思い出がよぎる、志賀高原

ところが東京出身の夫は、志賀高原はまったく馴染みがないらしい。

東京の人はわざわざ群馬の山を越えたこんな遠くまでスキーをしに来ないのか。

スキーと言えば湯河原や苗場という感じなのか。

そんな思い出の、あこがれのリゾート地に日帰り登山にこれるようになるとは

わたしも大人になったもんだ。

 

さて、ここ中軽井沢の千ヶ滝から志賀高原へ日帰り登山の道のり(7/3日)。

まず国道292号線、すなわち日本ロマンチック街道草津方面に車を走らせ、

草津市街を通り抜けて白根山を横目に山道をひたすら走って

志賀高原プリンスホテルを目指す。

途中どえらい豪雨に見舞われ、こんな感じが続くようなら登山は無理かもね

と言いながら、まあ、ドライブだと思って登山口まで行ってみようか

とそんな感じで1時間半くらいで到着した。

一日雨の予報ではあるのだが、強い雨ではなくなっている。

午後に一時的にも雨が上がると、スマホのお天気情報は示している。

わたしたちはYahoo天気の雨雲レーダーに絶大な信用を置いている。

 

ということで登山決行することにした。

だいたい歩いたのはこんなところ。

昼ご飯休憩をいれて4時間、7kmくらいの道のり。

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誰もいない登山口。でも行ってみるよ。

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おお~視界がひらけた。

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山頂は以外にも湿地が広がるお花畑だった。

ある程度雨に打たれながらも、無事予定した工程を歩き終えて

志賀高原からバスに乗って、車を停めた場所まで戻ってきた。

 

登山の後はもちろん温泉。待ちに待った白濁の硫黄温泉、硯川温泉。

草津や万座やここ硯川温泉付近を通ると、

硫黄のにおいが車内にまで漂って、心が高ぶる。

キターー、卵が腐った匂いだ~とかなんとか言いながら。

写真は硯川ホテルのサイトより。

 

天然温泉掛け流し硫黄泉、乳白色から緑白色に泉色
白いカスのような湯の花が舞う。

雨に打たれて冷え切った体にきゅっと熱めの温泉が身に染みる。

最高の泉質。最高の匂い。
決してきれいで新しいとは言えない施設ではあったけれど
硫黄のよって変色した蛇口がたまらない、年季の入った温泉だった。

 

帰りは万座から嬬恋を通って軽井沢のほうに下りてくるルートで帰宅した。

温泉の硫黄のにおいは体に染みついて、翌日まで続いていた。