女ひとり70歳の茶事行脚
半澤鶴子さんというなかなか無茶をしながら
日本各地で茶事を行っている、というBSNHKの番組に年末出会った。
異常に面白かった。
おもてなしのプロ、ここに極まれり、という感心。
おいしそなお椀やあえ物が供される。
そもそも茶事というのは懐石料理があって、中立ちという休憩があって
そしていわゆるお茶を立てる茶会の一連のおもてなしなのですね
ということも初めて知った。
そんなおもてなしを一人で、しかも道具を全部車に乗せて、
旅をしながら、通りすがりの人に声をかけて、茶事の会場をしつらえて。
お料理道具のがちゃがちゃした感じもよくて、
おそらくすべてのモノが必要かつ十分で、何一つ不要なものはないのだろう。
福島の雪深いところで、
雪の下から山菜を摘み取っているところをみて衝撃を受ける。
(なんでそこに食べられる草が生えていることがわかるのか!という感動)
ひたすら寒そうなのだが、雪をある程度どかして
しかし雪の上で竹でいろりを作って、鍋をつるして、それで料理をしていたり。
そしてもてなされているのは地元の女子高生3人組。
実によい映像なのだ。
すごい人がいるもんだと思いつつ、茶事に大変興味を持った。
いずみん@しかし、BSってのは良い番組をやるよね