ずんの日記

毒にも薬にもなりませぬ

わたしの好きな「アル中」文学

昨日もほとんど明け方まで、お酒を飲みアマゾンプライムをだらだらと見続けるという不毛な時間を過ごした。いや、不毛とは思っていないというか、不毛おおいに結構というべきか。

 

ここで2つアル中本をreiewしたい。

1つは中島らもの「今夜すべてのバーで」と

川上未映子の「すべて真夜中の恋人たち」。

図らずも「すべて」と「夜」がタイトルの共通ワードであった。おどろく。

わたしの解釈ではどちらもアル中の人物を描いたアル中本だ。

人間的にちゃんと弱くて、あやうくて、

浅はかで、未熟な人物が主人公だ。とってもよい。

ああ、むちゃくちゃ分かるわ、っていう。

多かれ少なかれ、分かるのだ。同じなのだ。

そういう自己認識も少ししてて、それを認めるってこれまた中毒性があって。

自分の弱さに嫌気がさしたときに、おすすめしたい。

 

ついでにBSNHKの「呑み鉄本線一人旅」もずっと見ていられるくらい好きで

六角精児のダメ人間ぶりと、ダメ人間を歌うブルースがたまらない。

(決してダメではない、一般的に言うところの・・ということだ)

「走る列車のリズムに合わせ、缶ビールが揺れている」

どうやらビールを飲みながら故郷に帰る列車にいる歌の中の主人公

「負けたんじゃない逃げるんじゃないさ、ほんの少し弱くなっただけ」

ほんの少し弱くなっただけだから、そっとしていてほしい、故郷に帰る理由なんて聞かないでほしい。

医者から食事制限を告げられる話(歌)も好き。

 わたしも多分ドクターストップがかからない限り飲み続けるであろうと思う。

ワイン、日本酒、ビール、レモンサワー、シングルモルトサイドカー、焼酎エトセトラ。

 

アル中文学というものがあるかもしれないなと。

わたしもよく酔っ払って日記を書いている。酔った勢いで書いた日記は

読み返すと意外とたのしい。